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監修者
紫峰社会保険労務士事務所
代表社会保険労務士 田中 寧子
プロフィール
【保有資格】
社会保険労務士
歯科衛生士
介護支援専門員(ケアマネ)
【経歴】
跡見学園女子大学文学部国文学科卒業
東京医科歯科大学歯学部付属歯科衛生士学校(現東京科学大学)卒業
【社労士実務経験】
① 助成金専門社労士事務所に就職。助成金だけでなく、新規開業サポートから運用、給与計算、労務監査まで、社労士業務全般を経験。
② 大手社労士法人にて、外資系企業を経験。
③ 自身の社労士事務所にて顧問契約等社労士業務、各種助成金、紹介・派遣許可申請を行い現在に至る。
【モットー】
関わった会社様の経営者様も従業員様もみんなが満足する労働環境を、みんなで一緒に築いていく。
介護離職を防ぐために
介護離職の現状
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2025年(令和7年)6月1日時点での総務省・統計局による人口推計(概算値)によれば、75歳以上人口は 約2,091万人 となっています。5人に1人が75歳以上です!
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2024年度(令和6年)の介護保険サービスの年間実受給者数(介助が必要)は、663万2千人でした。
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2022年10月時点で、 就業構造基本調査、介護・看護のため」に直近1年間に実際の離職者数は、10.6万人でした。(次回調査は令和7年。)
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2022年10月時点で、介護をしながら就業している人は364.6万人に達し、10年で約73万人の増加となっています。(離職予備軍)
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男性比率は上昇傾向にあり、2022年は 約24.7%(女性:75.3%)とされています。
近年、介護離職が社会問題となっており、特に中小企業においては労働力の確保が厳しい状況です。
以上の結果により、国は、2025年4月1日より介護離職を防止するために育児介護休業法を改正しました
育児介護休業法の改正により、従業員が介護や育児と両立しながら働きやすい環境が求められています。これにより、企業も新たな働き方を模索し、従業員の定着率向上や生産性の改善を図る必要があります。当事務所では、介護離職防止に向けた新しい働き方の提案を行っております。
2025年4月に行われた改正ポイント
会社が介護離職を防ぐために行うこと
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Point 01
従業員周知・意向確認
介護に直面した旨の申出をした労働者に対して、介護両立支援制度の内容(介護休業・介護休暇・時短・時間外労働制限・深夜業制限等)や、制度の申出先、介護休業球菌に関する情報を個別に周知し、制度利用の意向を確認する必要があります。
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Point 02
介護離職直面する前に情報提供
労働者が40歳に達する年度 など、介護に直面する前の早い段階で、介護休業制度や介護保険制度に関する情報を提供し、将来的な利用意向を確認することが望ましいとされています。
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Point 03
雇用環境の整備
①介護休業・介護両立支援制度等に関する研修の実施② 介護休業・介護両立支援制度等に関する相談体制の整備(相談窓口設置) ③ 自社の労働者の介護休業取得・介護両立支援制度等の利用の事例の収集・提供 ④ 自社の労働者へ介護休業・介護両立支援制度等の利用促進に関する方針の周知
いずれかを選択して措置を講じる義務。
柔軟な働き方を取り入れよう
育児介護休業法が改正されることにより、従業員がより柔軟に働ける環境が国の強い後押しにより整いつつあります。これまで介護や育児を理由に離職を余儀なくされていた多くの方々にとって、この法改正は望ましいニュースと言えるでしょう。柔軟な働き方への移行は、企業にとっても従業員にとっても大きなメリットをもたらします。
柔軟な働き方が生まれる背景には、多様なライフスタイルの変化があると言えます。特に、日本の労働市場は高齢化が進行しており、介護を必要とする人々も増加しているため、それに伴って企業は従業員の働き方を見直す必要があります。法改正によって、ざまざまな働き方が選べるようになり、家庭と仕事の両立が容易になります。これにより、企業にとっても優れた人材を保持するための施策として機能し、労働市場における競争力が向上するでしょう。
また、育児介護休業法の改正では、会社の働き方も多様化することが期待されます。例えば、在宅勤務や時短勤務が一般化することで、再雇用の際のハードルも低くなります。そうした中、企業はフレキシブルな労働環境を整え、従業員が自分のペースで働けることを可能にします。これにより、従業員のモチベーションが増進し、企業全体の生産性が向上することが見込まれます。
柔軟な働き方は、単に法律の改正に留まるものではありません。これは、企業文化や価値観そのものを見直すチャンスでもあります。仕事を持つ親や介護を担う人が安心して働ける環境を提供する企業は、これからの時代に必要不可欠です。このような取り組みを行うことで、企業は社会的責任を果たし、従業員満足度を向上させるとともに、ブランド価値を高めていくことができるでしょう。法改正を機に、企業は新しい働き方の導入を積極的に進めるべきです。これにより、介護離職を防ぐための一歩を踏み出し、より良い未来を形作ることができるのです。
医療職など、必ず出勤が伴う職種、テレワークが難しい職種もありますが、柔軟に対応できているクリニックは、早くも場所的な柔軟性はなくとも時間的に柔軟性をもたせてスタッフが高定着率で就労しています。あきらめないでください!介護離職と悩む前に、柔軟な働き方を何とかあきらめずに取り入れていくよう、様々な働き方を熟知している社会保険労務士と制度の相談をしてみるとよいでしょう。

具体策
介護離職を防ぐためには、企業が職場環境や労働条件を見直し、柔軟な働き方を推進することが不可欠となります。まず重要なのは、従業員が介護に必要な時間を確保できるような制度を整えることです。例えば、介護休暇を取得しやすい環境を設けるために、申請手続きの簡素化や、必要なときにすぐに休暇を取れるフレキシブルな勤務体系を導入すると良いでしょう。
次に、企業は介護に関する情報を提供し、従業員が必要な支援を受けられるようにするべきです。具体的には、介護に関する研修やセミナーを定期的に実施し、介護に関する知識やノウハウを共有する場を設けることで、職場全体での理解を深めることが期待できます。
さらに、企業内でのメンター制度を設けることで、介護を必要とする従業員が気軽に相談できる環境を提供することも、精神的なサポートに繋がります。加えて、テレワークや時差出勤など、新たな働き方を積極的に取り入れ、介護との両立を促進する施策が求められます。
合わせて、介護に関連する助成金の情報を収集し、従業員に向けて積極的に周知していくことも、労働者の経済的な負担軽減に寄与します。これらの施策は、企業のイメージ向上にも繋がり、優秀な人材を惹きつける要因となるでしょう。
これからの企業は、従業員のライフステージに寄り添い、安心して働ける環境を整えることで、より良い職場活性化を図ることが求められます。また、就業規則の適切な見直しなど、法令遵守の観点からも、企業として積極的に対応する姿勢が重要です。新しい労働環境において、従業員一人ひとりが安心して働くことができるようなサポートを提供することこそが、介護離職の防止につながるのです。
育児介護休業法の改正を受けて、多くの企業が新しい働き方を取り入れることで、介護離職を防ぐための積極的な取り組みを始めています。具体的に、いくつかの成功事例を紹介し、どのような施策が効果をもたらしているのかを見ていきましょう。
例えば、ある中小企業では、勤務形態の変更に取り組みました。この企業は、フレックスタイム制度を導入し、従業員が介護の時間を優先できるようにサポートしました。その結果、従業員は自身のペースで働くことができ、職場への定着率が大幅に向上しました。介護を理由に職場を離れざるを得なかった従業員が、再度仕事に復帰することを選択するケースも増えました。
さらに、ある企業は、リモートワークを積極的に導入し、家庭の事情に柔軟に対応できます。自宅での就業環境を整え、介護時間に合わせた働き方を推進することで、離職率を大幅に低下させることに成功しています。これにより、従業員が安心して働く環境を確保し、長期的な企業の成長へとつながっています。
以上のように、育児介護休業法の改正を契機とし、企業が従業員のニーズに応える形で新しい働き方を取り入れることで、介護離職を防ぐ取り組みが着実に実を結んでいます。成功事例から学ぶことは多く、これからの企業においては、従業員満足度の向上を図ることがますます重要になるでしょう。周囲の協力を得られる職場環境を活かし、介護と仕事の両立が可能な制度づくりに一層力を入れていくことが必要です。
介護離職が社会問題化する中、従業員に柔軟な働き方の模索が重要視されてきています。
この法改正によって、介護と仕事を両立しやすい環境が整えられることが期待されています。
柔軟な働き方は、、企業の価値を高め、従業員が安心して長く働くことができる環境づくりに寄与します。このことは、企業の生産性の向上にもつながり、結果的には社会全体の活性化にも寄与するのです。
弊所では、介護休業給付金などの国の給付金の申請方法、テレワーク、フレックスタイム制の導入、社内で相談窓口設立が難しかったら外部相談窓口を設けるなど、さまざまな労務のお悩みについて一緒に考えてまいります。余談ですが、当事務所代表田中は元医療者(歯科衛生士)(高齢者歯科)、ケアマネ保有と、介護について現場経験と知識があります。社労士の相談に加えて、介護の実際についても含めながら検討していくことが可能です。
ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。初回は無料相談を設けております。お問い合わせフォームにてご連絡くださいませ。ぜひ、お待ちしております。
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